2010年 06月 04日
日本財団(助成プログラム) |
日本財団は、森林荒廃や放置竹林の増加等の問題を受け、2004年度から全国の森林ボランティア団体の活動を支援し、森づくりの裾野拡大を進めてきました。2006年現在、森林ボランティア団体は約1,800団体(1997年度比約7倍)にまで増加し、森林整備の新たな担い手としてその活動が注目を集めるようになりました。
森林ボランティア活動には一つの課題があります。活動により森林整備は進んだものの、間伐材の需要が低迷しているため、多くの森で間伐材が放置されたままになっていることです。しかし、近年、原油価格の高騰や、持続可能な資源の活用を背景に、間伐材の買い上げや、利活用を促進する取り組みが各地ではじまりつつあります。
日本財団はこの流れを後押しし、森林ボランティア団体の活動の拡大、運営の安定につなげていくことを目的に、間伐材の円滑な搬出を進めるために使用する林内作業車などの機材の購入を支援します。
【写真】土佐の森方式軽架線
◆期待する成果
助成団体「(特)土佐の森・救援隊」の取り組み。
高知県いの町で主に活動しており、間伐材を含む林地残材をバイオマスプラントに持ち込むことで、1tあたり2,000~3,000円の収入を得ている。収入によりガソリン代などの諸経費を賄えるため、継続的な間伐、搬出が可能となっている。また、余剰収入は、参加ボランティアへの謝礼となる地域産品と交換可能ないわゆる地域通貨(モリ券、1枚あたり1,000円の価値)の原資に充てており、地域産品の消費と収入を地域へ還元する仕組みも実践している。
【写真】間伐の作業後、搬出される木材
(日本財団「助成プログラム募集要項」より)
森林ボランティア活動には一つの課題があります。活動により森林整備は進んだものの、間伐材の需要が低迷しているため、多くの森で間伐材が放置されたままになっていることです。しかし、近年、原油価格の高騰や、持続可能な資源の活用を背景に、間伐材の買い上げや、利活用を促進する取り組みが各地ではじまりつつあります。
日本財団はこの流れを後押しし、森林ボランティア団体の活動の拡大、運営の安定につなげていくことを目的に、間伐材の円滑な搬出を進めるために使用する林内作業車などの機材の購入を支援します。
【写真】土佐の森方式軽架線
◆期待する成果
助成団体「(特)土佐の森・救援隊」の取り組み。
高知県いの町で主に活動しており、間伐材を含む林地残材をバイオマスプラントに持ち込むことで、1tあたり2,000~3,000円の収入を得ている。収入によりガソリン代などの諸経費を賄えるため、継続的な間伐、搬出が可能となっている。また、余剰収入は、参加ボランティアへの謝礼となる地域産品と交換可能ないわゆる地域通貨(モリ券、1枚あたり1,000円の価値)の原資に充てており、地域産品の消費と収入を地域へ還元する仕組みも実践している。
【写真】間伐の作業後、搬出される木材
(日本財団「助成プログラム募集要項」より)
by kawauso100s
| 2010-06-04 22:48
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