2005年 12月 28日
連載企画:シンポジウム&フォーラム その3 |
シンポジウム『多自然型川づくり』(四万十市/17.10.11)
<主催:国土交通省四国地方整備局>
【写真】多自然型川づくり(四万十川・竹島地区)
■多自然型川づくりの評価と今後の方向性についての提案
◆四万十川を守り、活かし、よい川を子供たちに伝えていこう!
「多自然型川づくりの推進について」の通達が平成2年11月になされて、今年で15周年を迎えます。その間、四国はもとより日本全国で「多自然型川づくり」を基本理念として、良好な水辺空間の形成を図るべく河川工事が行われてきました。
高知県四万十市(旧中村市)は、スイスで近自然工法を実践した、クリスチャン・ゲルディ氏を昭和63年に迎えて、多自然型川づくりのシンポジウムを行い、また、その事業を開始した「四万十川」を擁する地です。
▽まほろば「四万十川」多自然型川づくり▽
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[シンポジウムの内容]
■講演会
・演 題:『スイスから見た日本の川づくりとヨーロッパの現状』
・講 師: クリスチャン・ゲルディ氏(元スイス連邦チューリッヒ州建設局)
・演 題:『日本の河川行政の環境配慮への歴史的変遷』
・講 師: 竹村公太郎氏(財・リバーフロント整備センター理事長)
■パネルディスカッション
・テーマ :多自然型川づくりの評価と今後の方向性についての提案
・パネラー:石川妙子(四万十・流域圏学会理事)
島田京子(高知県文化環境部長)
杉村光俊(社・トンボと自然を考える会常務理事)
塚原浩一(国土交通省河川局河川環境保全調整官)
西内燦夫(四万十川流域住民ネットワーク代表)
・コーディネーター:玉井佐一氏(高知大学名誉教授)
・コメンテーター :クリスチャン・ゲルディ氏
*******************************
[あらまし]
このシンポジウムは「多自然型川づくりの推進について」の通達(旧建設省)が平成2年度に出されて15年目の節目の年として、改めて「多自然型川づくり」の意義と効果を認識するとともに、さらなる発展と啓発を図ることを目的に開催されました。
スイスで近自然工法を実践したクリスチャン・ゲルディ氏を昭和63年に迎えて「多自然型川づくり」のシンポジウムが開かれた四万十市を開催地として、ゲルディ氏に対する河川功労者表彰の伝達式、記念講演、基調講演、事例報告、パネルディスカッション等を行い、全国から約350名の方が参加しました。
パネルディスカッションでは、講演や事例報告を受けての、各パネラーから「多自然型川づくり」についての課題と今後の方向性について意見・感想が述べられ、コメンテーターのゲルディ氏からも「国同士の協力を進めてほしい。今後、若い人が参加できるような素地づくりに取り組んで行きたい」などコメントがあり、参加者も熱心に聴講していました。
なお、シンポジウムの概要については、主催の国土交通省四国地方整備局が冊子にまとめ配布する予定です。
◆問い合わせ:
国土交通省四国地方整備局
〒760-8554 高松市福岡町4丁目26番32号
TEL:(087)851-8061(代表)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[ひとくちメモ]
■近自然工法とは?
近自然工法は、地球規模の環境問題が国際的に問われ始めた1970年代、破壊された自然生態系の復元工法としてヨーロッパのスイスやドイツで誕生した。その思想と技術は、河川改修や森林の整備手法として、また道路や都市の基盤整備にも応用され・・・[more]
◆[more]この続きは、「四万十通信 号外」に掲載。【登録】
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[ブログ・フォーカス]
■近自然工法とは?
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[勝手にトラックバック] <土佐~ミニ見に~紀行>
■仁淀川の水制(刎ね)
国道56号線仁淀川大橋の上手の中島地区には「水制」と呼ばれる伝統的な治水構造物が設置されています。仁淀川には33号線の仁淀川橋あたりから下流には、この「水制」を使って治水してきた歴史があります。おそらく江戸時代から・・・[more]
<主催:国土交通省四国地方整備局>
【写真】多自然型川づくり(四万十川・竹島地区)
■多自然型川づくりの評価と今後の方向性についての提案
◆四万十川を守り、活かし、よい川を子供たちに伝えていこう!
「多自然型川づくりの推進について」の通達が平成2年11月になされて、今年で15周年を迎えます。その間、四国はもとより日本全国で「多自然型川づくり」を基本理念として、良好な水辺空間の形成を図るべく河川工事が行われてきました。
高知県四万十市(旧中村市)は、スイスで近自然工法を実践した、クリスチャン・ゲルディ氏を昭和63年に迎えて、多自然型川づくりのシンポジウムを行い、また、その事業を開始した「四万十川」を擁する地です。
▽まほろば「四万十川」多自然型川づくり▽
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[シンポジウムの内容]
■講演会
・演 題:『スイスから見た日本の川づくりとヨーロッパの現状』
・講 師: クリスチャン・ゲルディ氏(元スイス連邦チューリッヒ州建設局)
・演 題:『日本の河川行政の環境配慮への歴史的変遷』
・講 師: 竹村公太郎氏(財・リバーフロント整備センター理事長)
■パネルディスカッション
・テーマ :多自然型川づくりの評価と今後の方向性についての提案
・パネラー:石川妙子(四万十・流域圏学会理事)
島田京子(高知県文化環境部長)
杉村光俊(社・トンボと自然を考える会常務理事)
塚原浩一(国土交通省河川局河川環境保全調整官)
西内燦夫(四万十川流域住民ネットワーク代表)
・コーディネーター:玉井佐一氏(高知大学名誉教授)
・コメンテーター :クリスチャン・ゲルディ氏
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[あらまし]
このシンポジウムは「多自然型川づくりの推進について」の通達(旧建設省)が平成2年度に出されて15年目の節目の年として、改めて「多自然型川づくり」の意義と効果を認識するとともに、さらなる発展と啓発を図ることを目的に開催されました。
スイスで近自然工法を実践したクリスチャン・ゲルディ氏を昭和63年に迎えて「多自然型川づくり」のシンポジウムが開かれた四万十市を開催地として、ゲルディ氏に対する河川功労者表彰の伝達式、記念講演、基調講演、事例報告、パネルディスカッション等を行い、全国から約350名の方が参加しました。
パネルディスカッションでは、講演や事例報告を受けての、各パネラーから「多自然型川づくり」についての課題と今後の方向性について意見・感想が述べられ、コメンテーターのゲルディ氏からも「国同士の協力を進めてほしい。今後、若い人が参加できるような素地づくりに取り組んで行きたい」などコメントがあり、参加者も熱心に聴講していました。
なお、シンポジウムの概要については、主催の国土交通省四国地方整備局が冊子にまとめ配布する予定です。
◆問い合わせ:
国土交通省四国地方整備局
〒760-8554 高松市福岡町4丁目26番32号
TEL:(087)851-8061(代表)
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[ひとくちメモ]
■近自然工法とは?
近自然工法は、地球規模の環境問題が国際的に問われ始めた1970年代、破壊された自然生態系の復元工法としてヨーロッパのスイスやドイツで誕生した。その思想と技術は、河川改修や森林の整備手法として、また道路や都市の基盤整備にも応用され・・・[more]
◆[more]この続きは、「四万十通信 号外」に掲載。【登録】
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■仁淀川の水制(刎ね)
国道56号線仁淀川大橋の上手の中島地区には「水制」と呼ばれる伝統的な治水構造物が設置されています。仁淀川には33号線の仁淀川橋あたりから下流には、この「水制」を使って治水してきた歴史があります。おそらく江戸時代から・・・[more]
by kawauso100s
| 2005-12-28 04:48
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