木質バイオマスガス化発電システム |
平成18年度、高知県では、バイオマス関係で、いくつかの大きな動きが予定されています。そのひとつが、SONIAにおけるNEDOの「バイオマスエネルギー地域システム化実験事業」の開始です。
技術的には、木質バイオマスガス化発電システムは完成しているようですが、バイオマスは石油に比べるとどうしてもコスト的に不利となることは否めません。それを克服するための「バイオマス利用に適した集材・流通のシステムの構築」も含めての実験事業が行われるわけです。
この集材・流通システムにNPOなどの第3セクターが、どのように関わり、協働できるか、というところから、NPO土佐の森・救援隊に声がかかり、実験事業に参画することになりました。
いの町本川で、高知県の森林環境税による事業等を導入して、いの町がNPO土佐の森・救援隊とともにすすめている「未来の森づくりプロジェクト」などと連動させることにより、民間企業、行政、そしてNPOの協働モデルとなる可能性があり、結構、面白い展開になるのでは、と考えています。
(中嶋健造:土佐の森・救援隊事務局長)
【写真】森林ボランティア活動による、間伐材の集材・搬出
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■木質系バイオマスによる小規模分散型高効率ガス化発電システムの開発
現在未利用の木質系バイオマスには、製材所木屑、林地放置材、土場放置枝条、剪定街路樹、建築廃材などがある。その中で特に発生量が多い製材所木屑や林地放置材は、山間部に存在し、集積度が低いため有効な利用が図られていない・・・[more]
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■国の政策とバイオマスエネルギー
おそらく100年前、日本中で使われるエネルギーの大半は森林から得られていました。今、全エネルギー使用量に対する森林バイオマスの比率は、0.1%以下です。これは、世界で一番低い数字と思います・・・[more]
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