『環境先進企業との協働の森づくり事業』の概要(高知県) |
国内での温室効果ガス(二酸化炭素)の排出権取引制度の創設を視野に入れながら、環境先進企業と地域とが協働して「森づくり」と「交流」を柱とした取り組みを行うことで、現在手入れの行き届かない状況となっている森林(人工林)の再生を進める。
■仕組み
企業、高知県、市町村(森林組合・NPOなど)による「パートナーズ協定」の締結を基本とします。
【協定の条件】
●森づくりの場所が特定されていること。
●森づくりへの協賛金の提供があること。
●企業の皆様が交流の視点を、お持ちであること。
【協定の内容】
「森づくり」と「交流」
●森づくり
森林の手入れ(植栽、下刈り、間伐など)、CO2吸収量増加や保水力向上などを目指した森林の再生。
●交流
社員や顧客など企業関係者の皆様と地域との交流、社員の体験型環境研修の実施。
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■三井物産㈱と協定を締結
(左から 塩田いの町長、橋本高知県知事、三井物産㈱高橋支店長、日本政策投資銀行廣田支店長)
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■協定に基づき、体験型森林環境研修を実施(10月14日)
◆『三井協働の森』がスタート
NPO法人土佐の森・救援隊 中嶋健造(事務局長)
高知県が仲介し、いの町と三井物産(株)が協働し「水源の森づくり」を実践する活動が、いよいよスタートしました。「企業版・森林環境税」です。
いの町本川高藪の「三井協働の森」(約50ha)に、三井物産の横手専務をはじめとする社員の方々、関連される企業の日本政策投資銀行、アサヒビール、東芝、三井住商建材、三井物産ゼネラルサービス、物産フードサービスの方々、その他行政・NPO・民間企業(高知県、いの町、土佐の森・救援隊、益製作所など)の方、合わせて70人を超える方々が参加しました・・・[more]
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[トピックス]
■ヤマネが「三井協働の森」で寝ていました!
天然記念物に指定されているヤマネを、「三井協働の森」で見つけました。間伐の研修をしている最中に、伐採した切り株の樹洞で寝ていたヤマネを起こしてしまいました。豊で実りある森へ整備する初日にヤマネに遭遇するとは!「三井協働の森」のマスコットにしたいほど、愛らしいヤマネでした。
果実・種子などの植物質のものを主に食べ、また昆虫・小鳥の卵などの動物質のものも食べるヤマネから「我々が安心して生活できるような、実り豊かな森にせよ!」と言われたようなものですね。心して、「三井協働の森」を整備せんといかんですね。(中嶋)
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[勝手にトラックバック]・その1 <里山’s Bar ~おおのたまらん!土佐の山・里~>
高知県が仲介し、いの町と三井物産が協働し「水源の森づくり」を実践する活動がいよいよスタートしました。
『環境先進企業との協働の森づくり事業』も、現段階は、水源の森整備と社員への森林環境教育といったところが中心ですが、企業が森に関ることにより、いろんな展開がなされていくことを期待したいものですね・・・[more]
【写真】研修に参加した、三井物産の皆さん
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[勝手にトラックバック]・その2 <バーチャル[こうち自然村]>
高松、東京などから三井物産の社員と関係者(アサヒビール・東芝・日本政策投資銀行など)25人が、いの町本川の「三井協働の森」で森林環境研修を行いました。
この研修会の主催は、三井物産/いの町/高知県ですが、チェンソーを使っての本格的な『間伐研修』、移動製材機を持ち込んでの『木材加工研修』、及び「森を見る視点」をテーマにした『森林環境講座』の各部門で、NPO土佐の森・救援隊が、全面的に協力して行われたものです・・・[more]
【写真】三井協働の森(高知県いの町高薮)