土佐紀行(四万十川編・その2) |
[俵万智氏の沈下橋の歌]
沈下橋沈下してゆくさまを見つ今夜は川に抱かれて眠れ
(俵 万智・四万十大使)
◆俵万智氏の【四万十川百人一首】
四万十大使の俵万智さんが、大雨の時、四万十川の取材に訪れ、危うく濁流に飲み込まれそうになったという口屋内の沈下橋は今も健在ですが、そのすぐ下流に、赤い欄干の抜水橋があります。
この橋を始まりとする黒尊スーパー林道は、昭和43年から7年の歳月を費やして森林開発公団(現緑資源公団)により建設されました。当時は林道事業によって四万十川の本流をまたぐ夢の大橋が架かる、ということで、全国的に注目を集めたプロジェクトでした。
この橋を渡れば、もうそこは、水と岩と森が絶妙に組み合わされた素晴らしい景観が続く、黒尊渓谷です。
昔は口屋内から渡し舟で四万十川を渡ると、支流の黒尊川に沿って国有林の森林軌道が走っていました。
木材、生活資材そして人もオモチャのような機関車が引っ張るトロッコで黒尊い渓谷を往来したそうです・・・[more]
◆この続きは・・・
「四万十通信 197」(18.7.12号)に掲載。【登録】
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[トピックス]
■四万十川条例
「日本最後の清流」といわれる四万十川。
高知県は、四万十川を県民・国民共有の財産として、後世に引き継いでいくために、平成13年3月に「四万十川条例」を定めました。
四万十川の保全を進めることで、その価値をいっそう高め、四万十川を生かした流域の振興を目指す、としています。
◆しまんと黒尊宣言
平成18年11月19日、高知県は、しまんと黒尊むら代表、四万十市、四国森林管理局長とともに『黒尊川流域の人と自然が共存する地域づくり共同宣言』をしました。
・黒尊川流域の人と自然が共生する地域づくり協定
◆四万十の森・宣言
平成14年1月1日、高知県中村林業事務所は、『四万十の森・宣言』をしました。
・四万十の森宣言
・四万十の森宣言(補足)1
・四万十の森宣言(補足)2
・四万十の森宣言(補足)3
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■四万十川日記
雨だけど「四万十楽舎」のスタッフ、Yさんと一緒に黒尊山系の山歩きに行きました。
愛媛県の滑床渓谷の万年橋を起点に、反時計周りのコースです。天候も良くないので雨がひどくなったらすぐ引き返そうという事で出発!8:30でした。
まずは滑床渓谷の左岸の遊歩道を進み、いくつもの景勝地を横目に奥千畳まで(9:45)。ここまでは緩やかな登り。
でもここからは黒尊山系の尾根へと上がる急登・・・[more]
<三浦博史「カヌーイストの田舎暮らし」より>
◆この続きは・・・「メルマガ:四万十通信246」(18.12.30号)に掲載します。【登録】
【写真】黒尊の紅葉(提供:四万十川新聞社)
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[四万十川百人一首]
■黒尊山のブナ林の【四万十川百人一首】
【写真】黒尊山(提供:四万十川森林環境保全ふれあいセンター)