2007年 02月 21日
論壇:限界集落(大野晃氏) |
【写真】限界集落/椿山(高知県池川町・現仁淀川町)
<井上 強・写真集「自賛他賛」より>
■山村環境社会学序説・その6
第4章の「現代山村の危機とその再生」では、山地農業の中核をなしている茶業生産農家の経営分析とその農家を中心に構成されている集落の状態分析とによって、現代山村の危機的状況を実証的に明らかにしている。
そのうえで、その再生に向けた政策的提起として、森林環境交付税の早期創設と予防行政の重要性をあわせて指摘している。
第5章の「平場農村の集落間格差と地域の再生」で考察の対象となっているのは、高知県下を代表する施設園芸地帯の農村である。
ここはナス、メロン、キュウリを基幹作目にしているハウス農家中心の南部平坦地域、露地とハウスのミカン主体の中部里山地域、ショウガ主体の露地野菜の北部山間地域の3地域に分かれている。
これら3地域の集落間格差の分析を通して各地域がかかえている課題を探るとともに、住民の政策・企画立案能力を高める視点から振興主体の形成を論じている。
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[ひとくちメモ]
■「限界集落」とは?
◆吉田幸二HP
◆大野教授
◆何があったのか?「限界集落」
by kawauso100s
| 2007-02-21 06:57
| 論壇